稽古、練習の違いについて

いつもありがとうございます。

今日は「稽古」「練習」という言葉の違いについて考えてみようと思います。

「お稽古始めます」「よろしくお願いします」「お稽古終わりにします」「ありがとうございました」と挨拶で始まり、挨拶で終わります。

稽古・・「稽古照今(けいこしょうこん)」「いにしえを考え今に照らすという古事記の言葉からきているようです。要約すると、「過去の出来事や先人人の教えから学び、現在の事象に照らし合わせて教訓を活かすこと」辞書によれば練習という意味も含むようです。英語ではLessonにあたるでしょう。

練習・・技能、学問などが上達するように繰り返して習うこと。

似たような言葉で訓練もあります。訓練・・あることを教え、継続的に練習させ、体得させること。

練習や訓練は英語だとtrainingでしょうか。

また修行について。修行・・悟りを開くこと。各々の業界で悟りを開くことの意味にもなるでしょう。精神を鍛え、学問や技芸などを磨くこと。とあります。

「一つの道を極めれば全てに通じる」と宮本武蔵も言っています。その通りだと思います。

繰り返し繰り返し行うことで体得、上達してゆく事には変わりありませんが、技術の上達だけできればいいというわけではなく師から弟子へ継承していくものがあるという性質から「お稽古」というのがしっくりきます。事に対して自ら学ぶ姿勢、敬意も感じます。

以上考察でした。

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